オーディオケーブルの基礎知識
オーディオケーブルには、いくつかの定説が存在します。
例えば、導体直径(断面積)は、オームの法則で許される導体抵抗値範囲内で、小さいほうが良いとされています。
また、導体を絶縁する絶縁物の総量については、耐圧など許される範囲内で、できるだけ少ないほうが良いといわれています。
ただし、これらは一般論ですから、異論もあり、諸説存在します。
あくまで参考程度にお考えください。
オーディオケーブルの分類方法のひとつに、歪音によるカテゴライズが挙げられます。
つまり、絶縁体が起こす歪音をケーブルの個性として捉え、その特徴を活かそうとするケーブルと、絶縁体が起こす歪音を極限まで排除し、本来の音色を忠実に再現しようとするケーブルの2種類です。
前者は、歪音そのものをオーディオケーブルの個性として、あるときには音を隠し、あるときには誇張させたりして、ダイナミックな変調をもたらします。
場合によっては「音質を際立たせる」こともありますが、過剰なアレンジをもたらす可能性もあるようです。
後者は、サウンドシステムの組み合わせによる「音質の差異」を極力なくそうとして設計されたケーブルです。
個性が無い(あるいは少ない)ため、幅広いリスナーに受け入れられるタイプのケーブルといえるでしょう。
両者ともに利点が異なるので、どちらのケーブルが優れている、と断言することはできません。
ただし、最近の傾向としては、導電技術などの発達もあって、できる限り忠実な音を再現するオーディオケーブルが増えてきています。


